第28号「海藻おしばで海を学ぶ」野田三千代

第28号「海藻おしばで海を学ぶ」2009.1.30配信

「海があるから地球は素晴しい」と、ある雑誌の連載記事キャッチフレーズに思わずうなずいてしまいます。海が好き。海で遊び、海を楽しむ、、、

海は私達に大きな恵みや喜びを与えてくれます。そして、その海が綺麗であってほしいと誰もが願うでしょう。

海藻おしば協会では、漂着海藻を素材として楽しい海藻おしばづくりだけでなく、海藻のつくる「海の森」の映像を見ながら海の環境を学ぶ講習会とその指導者の育成をしています。

海の生態系の土台である海藻も陸の植物と同じようにCO2を減らし、太陽光を吸収して生きているので、海水が余り濁ると充分に光りが届かなくなり海の森は消えてしまうことなど、レクチャーと実技の組み合わせです。

生の海藻に触れ、水に濡らした台紙に広げれば世界で1つの作品の誕生です。海藻そのものが美しく、形のある絵の具と言えるので誰でもアーチストに。乾燥、ラミネート加工して完成品を手にした感動が海を見る目を変えます。

こんなに美しい海藻の育つ海を汚してはいけない、という気持ちが今後の環境問題を左右する鍵となるのではないでようか。

海藻は海が元気のバロメーター。「海藻の森があるから海は素晴しい」ですね。

CNAC理事 野田 三千代・海藻おしば協会

2009年01月30日|キーワード:海藻おしば,海