第68号「自然体験を通じて、持続可能な社会づくりに貢献したい!」京極徹

第68号「自然体験を通じて、持続可能な社会づくりに貢献したい!」2012.5.24配信

新緑の季節は過ぎて、草木は水分を豊富に含んだ大気を吸い込みながら、日ごとに色濃さを増してゆく今日この頃です。この時期、一年でもっとも生きものたちの生きる力、息吹を感じる季節ではないでしょうか。

さて、私たち日本環境教育フォーラム(=略称・JEEF ジーフと読んでください)は1987年、日本にもっと自然学校を作りたいという人たちが清里に集まった「第1回清里環境教育フォーラム」がその始まりです。その後、年1回「清里ミーティング」が開かれ環境教育に取り組む人たちのネットワークが徐々に全国に広がりました。
読者の中にもご参加された方がいらっしゃると思います。1997年には任意団体から社団法人に、2010年6月に公益社団法人となりました。行政や企業とタイアップしながらの環境教育の普及、自然学校のプロの指導者育成、途上国の環境教育支援を柱に、全国1000の団体や個人の会員の方々と様々な活動を展開しています。
私たちが大切にしている『自然体験を通した環境教育』は、「人と自然」「人と人」「人と社会」をつなぎ、地域に根ざした生き方、 暮らし方を深め、新しい社会のライフスタイルやビジョンを描き創造します。そのために、より広い分野との交流や協力を進め、広範な環境教育の実践や推進のための仕組みづくりを通して、持続可能な社会づくりに貢献することを目指しています。

とりわけ昨年の震災を契機に、持続可能な地域づくりを目指した復興をどのように進めていくのか、そしてエネルギー問題にどう対処するのかなど、環境教育に関わる各地の仲間たちによる様々な取り組みが、いま始まっています。

JEEFの事務局はそのためのハブとして、人と人、人と社会、そして人と自然をつなぐために、個人や企業の支援を獲得しながら、全国各地の仲間たちのネットワークを活かし、世紀の一大事の解決に向けて、役に立っていければと願っています。


ご興味をお持ちのお方は、ぜひひと声おかけください。会員募集中です~!
http://www.jeef.or.jp/index.html

*清里ミーティングは、今年も11月17日~19日に清里のキープ協会・清泉寮を会場に開催されます。海の仲間たちも集いますので、ぜひCNACのメンバーの皆様にもご参加頂ければ幸いです。
http://www.jeef.or.jp/kiyosato/index.html

公益社団法人 日本環境教育フォーラム
事務局次長 京極 徹

2012年05月24日|キーワード:震災,環境