第121号「CNAC全国フォーラムをふりかえって」港絢子

第121号「CNAC全国フォーラムをふりかえって」2016.10.31配信

2006年に設立されたCNACの第1回全国フォーラム(2007年1月@代々木)の参加者リストが手元にある。タイトルは、「本音で語る海の体験活動のこれから」。講師には、西日本環境ネットの村崎さん、現CNAC理事でもあるあきた海辺の自然学校打矢さん他、当時横浜篠原小の先生だった石川さんなどの名前が続く。当時は参加者リストも配布されていたようで、今でも大変お世話になっている方々のお名前が並んでいる。私の名前もしっかりスタッフに入っていた。CNACの全国フォーラムは今まで10回開催されているが、そのうち代々木オリセン、北海道小樽で開催された2回を除く全8回のフォーラムにスタッフとして参加した記憶がある。

その中でも、一番記憶に残っているのは、初めて地方で開催された第2回、「全国フォーラムin九州(2008年2月開催)」。実行委員長は現在日テレDASH海岸などでもご活躍中の木村尚さん(当時CNAC副代表理事)に務めていただいた。

会場にもなった旧唐津銀行は、現在も現役でイベントなどに活用されており、佐賀県唐津市にある辰野金吾監修の歴史的建造物。そこにさまざまなパネルが置かれた他、夜は数々の地元の方々のテントが並んだ。

開催までには、10名以上の現地の実行委員会が組まれ、毎日のように実施に向けてやり取りを重ねた。2日目には現地バスツアーも組まれて、大宰府などの名所を巡った。

東京・唐津間が離れていることもあり、また、初めて訪れる場所であり、準備はとても大変だった記憶があるが、1日目の夜に、地元の方々が懇親会の為に準備してくださったテントを巡り、美味しい地のものをいただき、様々な方と(その多くは初めてお会いできる方が多かったわけだが)話をするうちに、疲れなんて一気に吹き飛んでしまった。

あれから、あっという間に10年が過ぎ、あと3か月後で第11回全国フォーラムが東京海洋大学にて開催される。今回も、どんな議論と出会いが待っているのか。心待ちにしている。

NPO法人海に学ぶ体験活動協議会(CNAC)事務局 港絢子

2016年10月28日|キーワード:全国フォーラム