第44号 檀野清司

第44号 2010.5.28配信

会員の皆さん、こんにちは。ダイビングインストラクターの檀野です。
埼玉県秩父の県立の青少年教育施設を指定管理で運営の仕事をしていましたが、この4月から、静岡県立三ケ日青年の家の指定管理の仕事に変わりました。三ケ日青年の家は、浜名湖の北岸にあり、施設にはハーバーもあり毎日、事務所から水面が見えます。秩父の山々の連なりを眺める景色も広大でいいものでしたが、私には、広い水面が見える方が合っているようで、とても落ち着きます。

利用団体の人気プログラムは、
 カッター・カヤック・ローボート・磯観察・カニ釣り等、海洋プログラム
 サイクリング・ウォークラリー・オリエンテーリング等、陸上プログラム
などです。

学校団体の利用が多く、「自然を体感する」ことにあわせて「集団生活の規律を守る」ことを、私たちの指導に期待されています。特に、カッター訓練は「訓練」と呼ばれるとおり、きびしいものです。大型のボートを、長い櫂を12本使って、息を合わせて漕ぐもので、ケガのリスクも高く、プログラムの2時間半、緊張と集中力を参加者に求めます。きびしい激を飛ばしながらの指導です。その厳しさが、学校には高評価を得ています。私は今まで、海という自然を紹介するとき、楽しさに重点を置き活動してきました。厳しさは指導者講習に限って意識をしていました。三ケ日青年の家のカッター訓練では、参加者全員に海の厳しさから学ぶことに重点を置いています。人数が多いこと、学校行事として本人の気持ちとは関係なく参加していること、など今までの自然体験活動とは様子が違っています。まずは、この施設の運営を引き継ぎ、その上で海の魅力を伝え、海好きを増やしていきたいものです。海への入り口の施設として、いろいろなことにチャレンジしていこうと思っています。

CNAC理事 檀野 清司・潜水団体Three-i

2010年05月28日|キーワード:ダイビング,カヌー,教育