第167号「人々が海に求めるもの、海の癒し効果を実感した夏」阪本純子

第167号「人々が海に求めるもの、海の癒し効果を実感した夏」2020.8.28配信

 

今季、新型コロナウイルスの感染拡大防止策により私たちは外出規制を体験しました。
今でも自由に外出できないストレスから癒しを求め、多くの方が海を訪れています。マリーナ河芸前ビーチも例外ではなく、お散歩がてら海を眺める方、海水浴や砂浜遊びをされる方など、子供から大人まで個々で海を満喫されているようです。

ただ一方で海を訪れる方のマナー低下も問題となっています。
BBQやコンビニ弁当のゴミをそのままにして帰る方、多くの空き瓶、ペットボトルなど、たくさんのゴミが置き去りにされていることも多々あります。
一度海が荒れれば、漂着ごみもたくさん打ち上げられます。

これまでマリーナ河芸(NPO法人海の達人)では、宿泊研修で訪れる子供達や、地元の自治会、ボランティアの方々にご協力いただき、マリーナ前ビーチや干潟の清掃活動を行ってきました。
今年はコロナの影響で集団行動や密になる活動が中止となり、ビーチクリーンも思うようにできておりません。

そこでマリーナ河芸ではInstagramにて「#ビーチクリーンコンテスト」を開催することと致しました。密にならず、海を訪れるお客様に個々で清掃活動にご協力いただくイベントです。1枚目に貝殻や流木で「ビーチクリーン」と描いた風景写真、2枚目に拾ったゴミの写真をアップしていただき、ご応募いただいた方の中から毎月抽選で3名様に、クルージング体験やBBQペアチケットを贈らせていただきます。
ありがたいことに、自分達が訪れるビーチを綺麗にしたいという方々からご賛同いただくことができました。

ボートオーナーはもとより、河芸で活動するメンバー様からも自粛期間は「海が恋しい、早く海に出たい」というメッセージをいただきました。
今年は人々が海を求めていること、また海がもたらす癒しの効果を実感した年になったのかもしれません。

これからもここを訪れる皆様がクリーン活動に対する意識を持ち、キレイな海をいつまでも保っていく活動が共にできるよう、微力ながら発信を続けていきたいと思っております。

 

マリーナ河芸(NPO法人海の達人)阪本純子
https://www.umi-tatsujin.net/

2020年8月26日|キーワード:海、海ごみ