第205号「続・新潟うみ便り」2023.10.30配信
新潟からお便りが届きました。◆-------------------
事務局の"みなと"さん、こんにちは。CNAC一般会員の"さがわ"です。
50を超えて初めて暮らした東京では、海野さんや三好さんほか、関係する皆様には大変お世話になりました。今春4月からは、3年間の奉公を終えてホームグラウンド(日本海側)に戻り、丸ノ内線から越後線に乗り換えて、元気に仕事しております。
・・・と、96号で挨拶してから、はや10年。実に早いペースで21世紀が進んでいます。10年が1年で過ぎてしまったような感覚、もっと時間を大切に使わなきゃ。
21世紀といえば、子供のころ想像していた未来のまちは、鉄腕アトムやスーパージェッターに出てくるような移動用チューブが空に浮かび、宇宙には自家用機でヒョイと自由に行けるSF的世界でした。残念ながら、21世紀の1/4が終わりそうな現在も、行き交う車にビクビクしながら道の端っこをヨロヨロ歩き、田園地帯を走るバスや電車に乗って、昭和と大して変わらない風景の田舎町で生活しています。公務員を退職した直後は、生活環境だけでなく、頭の中も20世紀の頃と変わりなく、むしろ退化しながら、時間だけが過ぎ去っていくような気がしていました。
それではイカンと、“ほんまぐみ”に通いながら、「NPO法人新潟みなとクラブ」で新潟西港を中心に、湊町にいがたを “学んで・歩いて・ポタリング” する一般市民向けのイベントを企画したり、他機関の企画に参加したり、流行りの二刀流よろしく自らに刺激を与えて、ボチボチながらも楽しく有意義に過ごしております。こうして原稿を書いている今月(10月)は、坂道の多い新潟市北区松浜で“六斎市(朝市)ツアー”を開催し、後半は、新潟海岸周辺を巡る“歴史ウオーク”や、外部講師を招いての“新潟みなと塾”を開催する予定です。
みんなが集まってワイワイ遊んだり学んだりするためには、それなりの準備(参加者の募集やボランティアの募集、資料作成など)に加えて、フィールドでは休憩所の設置や暑さ対策、紫外線対策など季節に応じた環境づくりが必要となってきます。どれも大変な作業ですが、CNACで学んだ経験(みんなと一緒に楽しく安全に海で遊ぶ)を活かしながら、NPO有志部員のチームワークで乗り切っています。
当NPOの活動は、コロナ禍で一時中断した時期もありましたが、今年はWAVE様から助成金をいただいたおかげで、再び一般市民の方を対象に新潟西港や新潟海岸を中心に、歩いたり、ポタリング(自転車で散歩)したり、また座学で歴史や湊町の文化を学ぶイベントを企画・実施することができています。WAVE様に感謝、感謝です。
各種イベントの実施状況は、当NPOのホームページ(http://minatoclub.la.coocan.jp/)から確認いただけますのでお時間のある時にでもご覧くださいませ。(“新潟みなとクラブ”で検索しても当該ページにヒットします。)
これからの新潟は日本海で獲れる魚がおいしい季節になります。肴に合わせて各種銘酒(「千代の光」、「鶴の友」、「和楽互尊」など)で一献いかがですか?
何年たっても昭和に慣れた嗜好に変化はありませんね。今日も元気だ、酒がうまい!!
NPO法人新潟みなとクラブ副理事長 佐川雅悦
http://minatoclub.la.coocan.jp/
2023年10月12日|キーワード:安全、観光、連携