第183号「全国フォーラムで感じたこと」2021.12.24配信
11月27日の土曜日、CNAC全国フォーラムが子供ゆめ基金の支援を得て開催されました。私は全国フォーラム担当理事としてご指名を受け、一部コーディネーターも担当させていただきました。3つのセッションでは、「ブルーカーボン」「ブルーフラッグ」「ビーチと干潟」を主なテーマとして、渡邊様、片山様、高橋様、志田様にご講演いただき、その後、実りのある質疑応答・ディスカッションが実施されました。CNAC全国フォーラムは毎年1回行われている重要なプログラムです。コロナ禍以前は、会員が各地から集まり、直接的な意見交換や付随した交歓会が行われてきました。この2年は、新型コロナウィルス感染症拡大予防の観点から、遠隔会議システムを積極的に活用した方法が採用されました。今回は、ハイブリッド方式も取り入れ、遠隔会議運営も相当に進化したものとなっていたように感じています。オンラインでも、相当な高いレベルでフォーラム運営が可能となったことは、今後の、会員相互の繋がりを維持・発展させるために有効であると実感しています。
そして、講演くださいました皆様からは、遠隔ながらも非常に豊富な資料提示と、分かり易いプレゼンテーションを頂戴しました。このことが参加者の満足度にも繋がったと確認しています。何よりも、卓越した理解力・実践力があったからこそ、聴衆に訴える力が大きかったのだと考えています。
今回のフォーラムで得た、私自身の学びは「社会的な背景を理解する重要さ」「大きな目標を掲げて、ひたむきに課題を解決することの意義」「地域の中での場づくりに対する情熱」などですが、やはり何といっても「人との繋がり」が非常に重要であるということです。また、CNACには素晴らしい方々が参画しているということを、改めて気づかせてくれました。皆様とお会いできて、繋がりを持つことができたことについて、大きな喜びを感じることが出来ました。
CNACはネットワーク団体でありますので、参画している会員の皆様や周囲の皆様が、より有機的に繋がり、情報を交換し、より豊かな海辺の体験活動を提供できるようになることが、本団体の存在意義ではないでしょうか。そういった意味でも、たくさんの会員の皆様と意見を交換したり、情報を提供し合ったりする場をこれからも積極的に作っていくべきです。
そして、コロナが終息して、対面で全国フォーラムが実施可能になってくれることを期待していますし、そこで、直接的な意見交換が盛んに行われるようになることが希望です。皆様とお目にかかれますことを、楽しみに致しております!
乱文、失礼いたしました。みなさま、どうぞ良い年末年始をお過ごしください。
CNAC理事/東京海洋大学海洋政策文化学部門教授 千足耕一
2021年12月21日|キーワード:連携