第64号「会社紹介 -総合的な自然再生への取り組みについて」2012.1.27配信
今回、「うみ*にゅう」のコラムを担当させて頂きます、株式会社東京久栄です。
「うみ*にゅう コラム」は、創刊号発行時から理事の皆様やNPO(法人)の方や各種協会等の方のコラムが掲載されており、当社のような一般の企業が、寄稿するのはどうなのか?とも思いましたが、弊社がCNACへ入会させて頂いている理由の一つでもある、「豊かで美しい海を次世代の子供たちに継承し、海の環境を保全すること」を形にする上で、弊社が養ってきた技術を活用して頂ければと思い寄稿致しました。
弊社は昭和28年に創業以来、海域に係る事業を中心に実施している会社です。
大きく分けて、海洋エンジニアリング部門、メンテナンス部門、環境部門があります。海洋エンジニアリング部門では、海水利用施設(水族館や水産施設)・海洋構造物の設計施工等を行っております。
メンテナンス部門では、ダイバーを使っての水中工事やロボットやダイバーによる設備の水中部分の点検調査等を行っております。
環境部門では、海域・陸域の環境調査、生物・化学分析、環境アセスメント業務、数値シミュレーション等を行うと共に環境創造事業の一環として自然再生を行っております。
また、自然再生においては、特許を取得した独自の技術により、埋立によって消失した干潟や藻場を再生したり、埋立地や人工島の周りの護岸に新たな環境空間を創出し、豊かな生態系を取り戻す取り組みを行なっております。
さらに、市民、NPOなどの多様な主体と協働して自然再生を進めるために、子ども達や一般の方々を対象とした自然体験活動(環境学習)や指導者育成活動などにも積極的に取り組んでおり、市民と行政との橋渡し役を担って行きたいと思っております。
当社は、企画・環境調査というソフト部門から、設計・施工・メンテナンスといったハード部門まで幅広い分野の技術で総合的に自然再生に取り組んでいます。
これらの技術を活用することで、海と人との豊かな関係の構築だけではなく、健やかな心身の育成と人間関係構築の一助となればと思っております。
株式会社東京久栄
環境営業部 苅宿 勝
http://www.kyuei.co.jp/