第8号 2007.5.30配信
このところ、私たちのNPOふるさと東京を考える実行委員会の大きな柱である「マリンガーデニング体験」の今年のイベント準備に追われている毎日である。
CNACの理事である松本さんと一緒に江ノ島で実施している「ヒオウギ」と「アコヤガイ」のマリンガーデニング体験については、思わぬ障害が現れた。「タコ」によるヒオウギの食害である。ヒオウギはちゃんとカゴに入れて飼育してあるのだが、今年は三浦半島地域では小さなタコが大量に発生しているらしい。細かな網目をすり抜けてカゴの中に入って貝を食べてしまう。
松本さんによると瀬戸内海ではタコの大量発生の年に阪神大震災が起きたという。今回のタコの大量発生が不吉な出来事の予兆でなければよいのだが。
でも小さなタコが多いことに関連して不思議なことがもう一つある。
同じくCNACの会員であるワンパク大学の三好さんと葉山で磯観察をしていて気がついたのだが、タツナミガイが例年なら25cm位の大きいものしか見つからないのだが、今年は10cmにも満たない小さなタツナミガイしか見つからない。どうもおかしい。
そんな話はさておき、私が海辺の自然体験活動協議会の理事としてこの1年、何ができたのかなと考えてみた。
できるかぎり理事会にも出席し、全国フォーラムの開催については、実行委員長をさせていただいてがんばったとは思う。そのなかでつくづく感じたのは、CNACは会員みんなで盛り上げてなんぼの組織であるということだ。
NPOとして認証されたCNAC、これからみんなでを盛り上げていきましょう。
NPO法人 ふるさと東京を考える実行委員会事務局長 田中克哲