第65号「行政書士の活用」2012.2.24配信
昨年3月11日の震災で被害にあわれた方々にお悔やみ申し上げます。
千葉で行政書士をやっている田中秀樹と申します。設立当初から理事となって、現在に至ります。
さて、今回は、海から少しだけ離れて、行政書士って何?というお話をさせていただきます。
みなさんは、日ごろから、いろいろな書類を市役所、県庁と会社の従業員としてや個人として出していらっしゃると思います。そして、特区や議会への要望書なんかを出していらっしゃる方も中にはいらっしゃるかもしれません。NPO法人や医療法人、そして社会福祉法人などの設立なんかも実は私たちがかかわっていたりもします。簡単にいうと行政書士は他士業の専門分野以外のことができる職業なのです。だから、裁判、税務、登記などはできませんが、幅広いことができますので、活用してみたらいかがでしょうか?
最近の例をとりますと、「東日本大震災復興特別区域法」という法律ができました。簡単にいうと復興のために規制をはずして、復興に向けて、特区になった地域を活性化させようという法律です。いろいろなことができるのですが、なかなか民間では活用されていないようです。簡単にいうと民間にかかわる部分は、「民間事業者等は特定地方公共団体に対し、復興推進計画についての提案ができるものとする。」(東日本大震災復興特別区域法案骨子)となっていて、「民間事業者等は、特定地方公共団体に対し、地域協議会を組織するよう要請することができるものとするとともに、特定地方公共団体は正当な理由がある場合を除き、当該要請に応じなければならないものとする。」(東日本大震災復興特別区域法案骨子)という法律なのですが、民間での活用はなかなか敷居が高いようです。もちろん、自治体が事業化していくのを待って、その事業に参入するというやり方もあります。どうしようと思ったら、こんなときに役立つのが行政書士だと思っています。なんとか復興させたい、アイデアはあるけど先立つものがという方も多いかと思います。手続きの専門家である行政書士を活用してはいかがでしょうか?
もちろん、これは、ほんの一例です。困ったな、先に進めないなというときに打開策が見えてくると思いますよ。
行政書士事務所OFFICE田中
行政書士 (CNAC理事) 田中 秀樹